[写真]今回のプロジェクトの舞台となる白鷺団地=大阪府堺市

 URで夢をかなえよう──。築年数が古く住民の高齢化が進む団地に1年間家賃無料で夢を追う若者に住んでもらい、暮らしを通して夢の実現を果たしてもらおうとUR都市機構は25日、同機構初の試みとなる「UR ワカモノ応援プロジェクト」を立ち上げた。同日午後からWEBサイトで応募受付を開始する。受付期間は3月9日まで。

4人のワカモノ募集。白鷺団地での生活をSNS発信も条件

 これまで、同機構では若い世代に団地に住んでもらおうと、部屋を現代風にリノベーションし、──世代共生による団地のコミュニティや、その周辺エリアの活性化を図ってきた。今回のプロジェクトの舞台となるのは大阪府堺市にある「白鷺団地」で、4人の夢を追うワカモノを募集するという。

 同機構によると、今回募集する「ワカモノ」の条件は、一部の例としてお笑い芸人やアーティスト、ミュージシャンやデザイナー、クリエイターなどを夢を追う20~29歳(4月1日時点で)の人を指すという。そこで白鷺団地のリノベーションが施された部屋に1年間家賃と共益費無料で住んでもらい、夢に向かってがんばってもらうという(引っ越し代は上限5万円までURが負担)。

 ただ、団地での生活ぶりをツイッターやフェイスブックといったSNSやブログなどで最低週1回ペースで発信。そして、団地にある「集会所」でなにかしらのイベントを定期的に行ってもらうという条件もあるという。

 イベントについては「例えば、ミュージシャンの方でしたらライブとか、デザイナーの方でしたら個展ですとか、そうしたイベントを定期的に開催してもらいたい」と関係者は話す。そうした「人が集まりやすい場所」で住民との交流を広げ発信してもらうことにより、団地の良さを多くの人に知ってもらう機会をつくるのもねらいだという。

選考基準は「どんな夢を持ち実現に向けどう取り組んでいるか」

 選考の基準について「基準はその方が何をされていて、どんな夢を持ち、実現に向けてどういった取り組みをしているのかなどをみる」と関係者。イベントの内容もどういったものを考えているかなど具体性を勘案し、総合的に判断するという。

 同プロジェクトの応募は25日午後からスタートし、3月6日には白鷺団地でプロジェクトの説明会が行われる。募集の締め切りは3月9日。11日には一次選考合格者通知が行われ、同17、18両日には2次選考面接。同22日には最終合格者決定・通知が行われる運びとなっている。