佐渡ケ嶽部屋の力士ら多くの市民に防火を訴え

 大相撲・佐渡ケ嶽部屋の力士らが6日午後、大阪府松原市の同市役所市民プラザで開かれた防火イベントに招かれ、子どもたちと防火相撲を取るなど、火災予防の啓発活動に汗を流した。イベントには大相撲大阪春場所で綱取りに挑む大関、琴奨菊も参加し、声援を浴びていた。

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大きな力士がこどもたちと防火相撲対決

[写真]火災予防イベントに参加した琴奨菊=6日午後2時すぎ、大阪府松原市で

 イベントに協力したのは、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)と、大関琴奨菊、幕内の琴勇輝ら力士4人。市民ら700人が集まった。琴奨菊、澤井宏文市長と、幼年消防クラブの幼稚園児が、水消火器で早押し対決。水しぶきが飛び散る中、観客から歓声があがった。

 地元老人クラブの会員らが予防救急の一環として、高齢者の転倒によるけがを防ぐエクササイズの模範演技を行った。

 続いて琴勇輝が行司を務め、若手力士が幼年消防クラブ員のこどもたちと防火相撲対決。立ち合い時に「火の用心」「火事だ」などと叫び、「ハッケヨイ、コノッタ、コノッタ」と掛け声を合わせて土俵を動き回り、市民に防火の徹底を呼び掛けた。

 幼年消防クラブの日ごろからの防火活動に対し、琴勇輝が感謝状を贈呈。クラブ員たちはお礼に歌を披露した。

琴奨菊「チャンコ番は火元から離れるな」

[写真]地元の消防イベントで防火を訴えた琴奨菊=6日午後2時ごろ、大阪府松原市で

 会場内に「ふれあい防火コーナー」を設置。佐渡ケ嶽部屋秘伝の鍋料理「塩ちゃんこ」が限定250人前振る舞われ、相撲対決で活躍した子どもたちも舌鼓を打った。お相撲さんと記念撮影、屋内消火栓放水体験、避難煙中体験などのコーナーもにぎわった。

 7日までが春の火災予防運動期間。佐渡ケ嶽部屋は13日開幕の大相撲大阪春場所に向け、松原市内でけいこに励んでいる。

 先場所日本出身力士として10年ぶりの幕内優勝を飾り、大阪場所で綱取りに挑む琴奨菊があいさつ。「チャンコ番の若い衆に火元から離れるなと注意している。地域の皆さんには火の用心を心がけていただき、私は心に炎を燃やして大阪場所でも頑張りたい」などと抱負を語り、盛んに声援を浴びていた。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)

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