JR西日本は11日、同社が所有する「233号機関車」が文化庁の文化審議会答申を受け、重要文化財(美術工芸品)として指定されることを発表した。同社所有の車両としては初めてのことだという。

【写真特集】233号機関車が国の重要文化財に(JR西日本提供)

現存する最古の国産初量産型機関車

[写真]233号が重要文化財(美術工芸品)として指定された(JR西日本提供)

 同社によると、233号機関車は1903年度(明治36~37年)に製造されたもので、国産初の量産型機関車とされ、現存する最古の「量産型」国産蒸気機関車とされている。

 当時の逓信省鉄道作業局が汽車製造合資会社に発注した1B1形タンク式蒸気機関車で、安定した性能と保守の容易さから1909年までに51両が製造され、国産は角量産型機関車となった点。蒸気機関車国産の先鞭をつけた形式の車両として鉄道史、産業史上などに学術価値が高いという点が、文化庁から評価を受けたという。

[写真]京都鉄道博物館本館全景、233号が左上にある(JR西日本提供)

 今回の指定で、同社が所有するものとしては、梅小路機関車庫が2004年12月に建造物で指定されたこと以来、2件目となる。