「阪堺電車」「チン電」の愛称で親しまれている

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 大阪府大阪市と堺市を結ぶ大阪唯一の路面電車「阪堺電気軌道」。一般的には「阪堺電車」「チン電」の愛称で親しまれている地域密着の鉄道だが、その中でも「161形電車」は1928年(昭和3)から現在もなお現役で走り続ける、国内で最古の一般営業用車両だ。そんな車両の運転席などを360度カメラで見てみたい。
※360度映像ですが、スマートフォンの場合は「YouTubeアプリ」でご覧ください

車両内の細かい部分までしっかりメンテ

[写真]阪堺電気軌道の車庫に置かれている161形電車。左下は阪堺電車の車両で唯一掲示されている南海の社章「羽車」=4日午後2時すぎ、大阪市住吉区で

 「この車両はいまも現役で走っていますが、雨風や日に当たるだけでも劣化は避けられないため、しっかりとメンテナンスを続けながら、これだけ走っています」と語るのは、同社の業務部技術課の松下寛さん。4日午後に同社本社にある車庫をのぞいてみると、ドアの開け閉め一つから車両内の細かい部分まで、しっかりと点検が行われていた。

 同社には35両の車両があるが、点検作業は日々行われる。ちょうど訪ねた同日午後2時半ごろの大阪市内の気温はこの日の最高気温となった36.4度。冷房もない車庫内で、汗を流しながら作業員はもくもくと点検を続けた。

窓とか床が木製。手すりとか金具に真鍮

[写真]気温36度を超える中、車庫では車両の隅々まで点検が行われていた=4日午後2時すぎ、大阪市住吉区で

 鉄道ライターの伊原薫さんは「(この車両は)窓とか床が木製。手すりとか金具に真鍮(しんちゅう)が使われており、ここまで古い物を大事に使っているのは珍しいと思われます。社員の方々もいつまでも使えるようていねいにメンテナンスをにしているのはスゴイことだと思います」と話している。

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