この時期、こたつでみかんを食べる人も多いだろう。今、SNSなどで「みかんのむき方」が話題になっている。みかんの生産量全国一を誇る和歌山には、皮ごと4分割してむく「和歌山むき」「有田むき」と言われる独特のむき方があるという。YouTubeなどでも公開されているが、そこで、人それぞれむき方に差があるのか、調べてみた。その結果、和歌山の有田では4分割のむき方が一般的だという。しかしながら、筆者の周囲(大阪)では4分割にしてむく人は周りに誰もいなかった。

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動画投稿サイトなどで多数紹介されている

[写真]「和歌山むき」「有田むき」って、みなさん知ってました?

 インターネットで検索すると、最近になって「和歌山むき」(または「有田むき」)と呼ばれるみかんのむき方が動画投稿サイトなどで多数紹介されている。

 「早くむける和歌山むきに衝撃」「目からウロコ」といった書き込みも目立つ。このむき方は、みかんを裏返して果頂部から半分に大きく割り、さらに半分にして4分割にするというもの。最後は中心側から実をはがす。
 
 実際、やってみると、確かに素早くむける。小ぶりみかんに特に有効で、大ぶりの場合は少し揉むといいようだ。

JAありだ職員「小さい頃からそういうむき方」

 みかんマメ知識として“有田むき”を動画公開している「JAありだ」(和歌山県有田市)の35歳の職員は、こう教えてくれた。

 「小さい頃からそういうむき方(4分割)をしてますね。祖父母がそういうふうにむいてますので、自然とそうなりました。有田では最も馴染みのあるむき方です」

 さらに、「(JAありだの)HPは前からありますが、有田むき(和歌山むき)の動画アップはみかんの収穫時期に合わせ、昨年の10月に公開しました。それからアクセスも増えてますね」という。注目を集め出したのは、ひょっとしてこの動画公開の影響か?
 
 「確かにこの頃、“和歌山むき”というのがよく言われてます。特に50代以上の年配の方はこのむき方をされます。これは和歌山の各家庭で代々伝わっているむき方なんですよ。はっさくも、そういうふうにむく方もいらっしゃいます。古い人ほどそうなんです。ただ、僕の子供らはもう違います」(和歌山観光協会50代職員)

 また、和歌山県庁果樹園芸課に問い合わせると「新聞社の方からもこの前、問い合わせがありました。和歌山県民がすべてそういうむき方をしているわけではないですね。僕自身、和歌山市内の生まれですが、この仕事に携わるようになって初めて知りました。どこを境目にそういうむき方をされているのか、調査したことがないのでわかりませんが…」(男性職員)という回答だった。