関西を中心に活動する性同一性障害で「初音ミク」コスプレシンガーの麻倉ケイトがこのほど、ラオスに進出、音楽を通して文化交流を果たした。在ラオス日本国大使館主催のイベント「Cool&KAWAII JAPAN2017」(場所:国立文化会館)にゲスト出演し、審査員を兼ねたもので、このイベントjにはラオスのトップスター・TAR APACTSらがプロデュース。歌と踊り、さらには現地で人気が高まっているコスプレイヤーの優勝者を選ぶなど今年で4回目の開催となった。

【拡大写真付き】性同一性障害乗り越え 歌手・麻倉ケイトの生き方

音楽を通してのラオスと日本の文化交流

[写真]在ラオス日本国大使館主催のイベント「Cool&KAWAII JAPAN2017」で新曲を披露する麻倉ケイト=国立文化会館で

 ラオス(ラオス人民民主共和国)は東南アジアのインドシナ半島に位置する共和制国家。人口約691万人、首都はヴィエンチャン。世界遺産が2件あるほか、広大なメコン川が流れている。観光スポットも多く、料理は日本人の口になじみやすい。国民はいたって優しく、LGBT(性的少数者)などに対する差別意識もほとんどないという。

 在ラオス日本国大使館の職員はこう話す。

 「日本のポップカルチャーがラオスの若者には憧れ。日本のイメージはクールでカワイイなのです。日本の最先端のポップな部分を知ってもらうというイベントで、一部、コスプレもあります。これまでは小ぢんまりとやってましたが、もっと幅広く楽しんで欲しいという狙いがある。コスプレのかっこよさ、可愛さを選ぶイベントでもあり、毎年、日本の方のゲストをお迎えしてます。ケイトさんはコスプレイヤーであり、アーティストであり、さらにトランスジェンダーということで、昨年に続いて今年も来て頂きました。毎年1500人から2000人ほどが集まり、だんだん増えて知名度も高くなっています。音楽を通してのラオスと日本の文化交流でもありますね」

 プロデューサーの1人でもあるTAR APACTSは、ラオス人気アイドルグループのボーカル。ヒット曲を飛ばし続け、日本ASEAN特別首脳会議の際のコンサートで、EXILEやAKB48と共に出演したアーティストだ。

 「プロデュースだけでなく、自分も歌います。ラオスでもポップミュージックの人気が出て、もっとそれで交流できればいいと思う。昨年、日本に行き、ラオスと日本のコラボで活動しました。将来的にはもっと交流を深めればうれしいです。このイベントはラオスの若者に最先端のミュージックシーンに触れてもらうのが狙い。日本に近づくことができる。日本の歌はラオスにも浸透しています。ケイトさんとお会いするのは4回目。東京のラオスフェスティバルでもお会いし、音楽を通しての文化交流は今後も続けていきたいです」(TAR)

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