今、肉好きの間で話題になっている「薪焼き肉」をご存知だろうか。薪を使った調理方法で、塊肉や旬の魚、季節の野菜などを焼き上げ旨みをギュッと閉じ込めたもの。東京でブームになりつつあるようだが、大阪ではほとんど知られていない。そんな珍しい「薪焼き肉バルCrackle(クラックル)」(大阪市北区)が3月末にオープンした。関係者は「薪焼きは炭焼きとはまた違います。旨みが凝縮され、薫香(くんか)も楽しめます」と話している。一体どんなものか、早速、足を運んでみた。

【拡大写真付き】大阪キタ・お初天神裏参道「バルストリート」話題に

「関西では薪焼きといっても、ピンとこないと思います」

[写真]薪焼きの「牛ランプ」(税抜き880円)。炭焼きとはまた違う味わいがある

 新規オープンしたのは「薪焼き肉バル Crackle」だ。大阪キタの阪急東通商店街の1、2階で、店内はカウンター席とテーブル席で全76席。カウンターの真上など薪を大量にどかっと積め上げたお洒落な内装になっている。

 経営するのは、大阪を中心に105店舗(大阪96、東京9=現在)を展開する「HASSIN(ハッシン)」(本社:大阪市浪速区)。串かつ専門店・和風居酒屋・イタリアンなど業態の違う飲食店を数多く手掛けていることで知られる。

 同社販促企画部兼観光事業部課長の加藤優輝氏は、薪焼きについてこう話す。「東京でじわじわと流行り出していますが、関西では薪焼きといっても、ピンとこないと思います。知りうる限りではまだ1、2店舗です。ネットにようやく出てくるようになりました」

薪には水分が含まれ風味よく仕上がる

[写真]カウンターの真上や壁など大量の薪をあしらった凝った内装

 薪焼きは遠火で焼く炭火と違って近火。しかも、薪には水分が含まれているので、風味よく仕上がるという。いわば最も原始的な肉の調理法とも言える。

 加藤課長は「薪は水分が含まれていますが、火自体はかなり出ます。大きく燃え上がった火でお肉などの食材をかなり高熱でさっと炙るような形です。薪焼きの薫香が特徴的で、ふわっとした焼き上がりになります。薪は炭に比べて仕入れ値だけで見ると安価なものもありますが1つあたりの燃焼時間が短いため、炭より多くの数を使います。そういう意味でコストのかかる調理方法です」

 値段は牛肩ロース(税抜き980円)、牛ランプ(880円)、薪焼き野菜のバーニャカウダ(780円)、バーベキュー気分が味わえる洋風の串焼き「ブロシェット3種盛り 」(1480円)など。いずれも名物の薪焼きだ。他に「燻製手羽先」「燻製カマンベールチーズ」なども人気だという。ドリンクもクラフトビールやこだわりのワインが豊富だ。

THE PAGE 大阪をフォローする