大阪城公園の野球場で草野球を実況?

 いつまでも「思いつきといっちょかみ」の精神で──。今月初め、知り合いのラジオ番組プロデューサーから「大阪城公園の野球場でちょっとおもしろい光景が見られるかも」と連絡をもらい訪ねてみると、ネット裏に折りたたみ机を広げ、実況をする男性の姿が。よく見ると、ABC朝日放送の三代澤康司アナウンサーだった。なぜ、今年で57歳という大ベテランのアナウンサーが草野球の実況を?

【拡大写真と動画】先輩の植草貞夫アナが実況の極意伝授。伊藤史隆アナ指導のもと草野球を実況する動画も

定年まで3年半、野球実況に挑戦

[写真]草野球で実況の練習を行う三代澤康司アナ(右)。隣では伊藤史隆アナが指導を行う=大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 三代澤アナは、1984年に同局に入社。「おはよう朝日です・土曜日です」や「ワイドABCDE〜す」を担当したり、「ごきげん!ブランニュ」では100キロマラソンに挑戦したことでも知られている。現在は、朝のラジオ番組「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」(愛称:ドキハキ)でパーソナリティを務めるなど入社以来34年の同局を代表するアナウンサーの1人だ。

 アナウンサー生活であらゆる経験をしてきたが、まだ未経験の領域があった。それは「野球実況」だ。同局でドキハキを担当する上ノ薗公秀プロデューサーは「これまで人間・三代澤康司で面白いことをやろうとやってきましたが、満を持して企画したのが『定年まで3年半!三代澤康司57歳・プロ野球実況に挑戦』という企画でした」と語る。

現在はエグゼクティブアナウンサーに

[写真]朝日放送入社5年目の時の三代澤康司アナウンサー(提供:ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です)

 また「三代澤アナは先日『エグゼクティブアナウンサー』に昇進しました。これは道上洋三アナに次いで2人目ですが、、現役のアナウンサーでこの立場になったのは(同局)初のこと。今回は本人を少し困らせようと思った企画でもありますが、どうなるか楽しみです」と少し笑みを浮かべながら続けた。

 プロ野球実況に挑戦するという何か聖域に踏み込んでいく怖さなど、三代澤アナにも様々な葛藤があったそうだが、「(ドキハキのコンセプトが)思いつきといっちょかみなんで、やらないわけにはいかない」と実況の挑戦を決意。その日から、野球のルールの確認はもちろん、スポーツアナの経験がある同局の柴田博アナ(アナウンス担当部長)とバッティングセンターへ行って、実況の練習をした。

THE PAGE 大阪をフォローする