社屋は「FM OH!」というロゴがいっぱい

 大阪市浪速区の道頓堀川沿いにそびえる八角形で目立つビル「湊町リバープレイス」。ビル内には大きなライブハウス「なんばHatch」や川沿いには船着場もあり、夏場は広場のスペースで涼む人も多いことで知られる。そんなビルの中には、ラジオ局「エフエム大阪」の社屋もあるのをご存知だろうか。筆者が仕事で社屋を訪ねると、以前来た時と違う光景があった。掲示されているポスターや貼り紙をみると「FM OH!」というロゴがいっぱい。聞けば今年4月からステーションネームを変更したという。長年親しまれた「FM OSAKA」から「FM OH!」へ変えた理由とは?

【拡大写真付き】OH!に飛びこんでいく女性をイメージしたポスターも話題?

47年間の伝統と歴史『古くさい部分』重荷に?

[写真]FM OH!のスタジオに用意された「O」。DJはここで撮影することも多いとか=大阪市浪速区で(撮影:柳曽文隆)

 「4月1日に47年間使っていた『FM OSAKA』というステーション名を『FM OH!』に変えさせて頂きました」と語るのは、同局編成局で広報なども担当する編成部長・チーフプロデューサーの中西貴晃さん。聞けばエフエム大阪は1970年、ちょうど大阪万博が開催された年に、全国で2番目、近畿地区では初の民放FM局として開局したという。

 ただ、中西さんはこう語る。「エフエム大阪は47年間の伝統と歴史があります。ただ、ラジオを取り巻く環境が変わっていく中で、こうした『古くさい部分』も重荷になってきてると感じたんですね。伝統が足かせになってしまった部分もあって」

 たしかに、近年ラジオを取り巻く環境は変わってきた。最近では電波だけでなく、スマートフォンやパソコンなどでも聴く「radiko」なども浸透し始めている。古いイメージは若者離れにつながる懸念もあったという。「そこで我々も生まれ変わる必要性があると考えました。そこで、『FM OSAKA』という名前を捨てるといったら表現がキツイかもしれませんが、『FM OH!』にして、我々自身も生まれ変わろうと考えました」。いわば、これは同局の「決意表明」の表れだという。

電話応対、名刺交換時も「FM OH!です」

[写真]受付でも「FM OH!」の大きなボードが=大阪市浪速区で(撮影:柳曽文隆)

 同局ではこれまで、「FM大阪」「FM OSAKA」、時代によってはアルファベットで小文字の「fm osaka」などのステーションネームを変えてきたという。

 しかし、今回の変更に伴い思い切って「FM OH!」に刷新。社屋エントランスの看板やこれまで配ってきたポスター、グッズ、名刺のロゴなどもすべて「FM OH!」に変える手続きを進めてきた。

 だが、これだけではない。社員全員で決めたこともある。それは、電話応対の時も社名の「エフエム大阪」ではなく、「はい、もしもし『FM OH!』です」と答えること、そして、名刺交換の際も「FM OH!の○○です」とあいさつすることにしている。

 実際に筆者も、中西さんをはじめ、同局の社員の方々と名刺交換した時は「FM OH!の中西です」とあいさつしてもらった。中西さんいわく「やるならとことん!というわけです」だそうだ。

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