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 4日の近畿地方は、台風3号の影響により曇り空が広がり、雨の降っている地点もある。気温の方は気象庁によると、大阪市内では同日正午までに最高気温30.4度を観測。最低気温が26.4度で湿度も70%台をキープするなど、蒸し暑さを感じる。そんな中、生駒山の山すそに広がる大阪府民の森ぬかた園地(東大阪市)のあじさい園で、色とりどりのアジサイが見頃を迎え、多くの見物客が訪れている。斜面を切り開いた遊歩道に沿ってアジサイを観賞できるため、さながらアジサイの森を歩く感覚を体験できる。

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遊歩道に次々と登場する多彩なアジサイ

[写真]大輪のアジサイを観賞するハイカー=大阪府東大阪市「府民の森ぬかた園地」のあじさい園

 つづれ折りの遊歩道「あじさいプロムナード」を歩くと、左右に次々とアジサイが現れる。遊歩道の総延長は約1.5キロ。鑑賞できるアジサイは30数品種、2万5000株以上で、関西最大規模のスケールだ。

 薄紫、青、淡いピンク、白。花の色合いやかたちの変化に、目が奪われる。半面、アジサイの花は見栄えがするものの、樹高が高くなると、鑑賞しにくい。そのため、遊歩道から鑑賞しやすい高さを維持するため、毎年花が咲いた後に花の部分を剪定(せんてい)するなどの管理作業が粘り強く続く。

「アジサイは色の変化が神秘的」

[写真]遊歩道に沿って咲き競うアジサイを楽しめる

 大阪市在住の30代夫婦は3人の子どもを伴って訪れた。夫は「休日と花の見頃が合えば、出かけてくる。2年に1度のペースかな」と話し、妻は「アジサイを観賞しながら森林浴でリフレッシュしたい」と、森のヒーリング効果を期待。子どもたちは、採集したカタツムリの入った虫かごを大事そうに提げ、「(カタツムリに)さわれるよ」と、自然観察に夢中だった。

 京都や兵庫から遠出してきた40代の女性トリオは、そろってアジサイ好き。「初めて見る品種もあり、花数が多くても見飽きることはありません」「色の変化が神秘的。訪れるたびに、違う色合いが楽しめそう」などと話し、ミステリアスなアジサイの魅力を満喫した様子だった。

[写真]多様なアジサイの一部

 見ごろは今月中旬まで。今年は雨が少なく開花がやや遅れたものの、花芽のできる時期にばらつきが生じた分だけ、例年より見頃が長く続きそうだ。あじさい園周辺の山道の一部が降雨などでぬかるんでいる可能性もあるため、できればしっかり足元を固めて出かけたい。詳しくは大阪府みどり公社の公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)

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