大阪府の松井一郎知事は9日午後、大阪府庁で行われた定例会見で、募集していた大阪市住之江区にある大阪府庁咲洲庁舎の低層階(7階~17階)の入居事業者が決定したと発表した。用途はホテルで来年2月に工事を開始。同8月に第1期オープンの予定で、5期に分け順次オープンし、2020年2月のグランドオープンを目指すという。

【中継録画】松井一郎・大阪府知事が定例会見(2017年8月9日)

7階から17階の全フロアで、面積は合わせて約5000坪

[写真]大阪府庁咲洲庁舎の低層階の事業者が決定した=大阪市住之江区で(撮影:柳曽文隆)

 府の発表などによると、今回決定した事業者は株式会社リコジャパン(堺市)、株式会社西辻工務店(和泉市)による共同応募で、両社の100%出資子会社「株式会社さきしまコスモタワーホテル開発」を新規に設立し、ホテルを運営する予定だという。今回の事業者応募には計2社が応募し、審査の結果今回の決定に至ったという。

 面積は同庁舎の7階から17階の全フロアで、合わせて約5000坪。月額賃料は3195万6750円(月坪6300円、消費税抜き)だという。今回の入居で、同庁舎の稼働率は、約20%増の84%に向上する。

「超高級というわけではない、ビジネスホテルでもない、その間くらい」

[写真]定例会見で報道陣の質問に答える松井一郎知事=9日午後、大阪府庁で

 松井知事は会見で、報道陣からの「事業者には咲洲エリアの活性化にどんな役割を発揮してもらいたい」という質問に対し「ベイエリア全体に多くの海外からのお客さんを呼び込んでもらいたいと思います」と答えた。また、ホテルはインバウンド向けか?という質問に対しては「超高級というわけではない、ビジネスホテルというわけでもない、その間くらい、そんな感じかな」と話し、部屋数は378室、定員は756人だという。

 このほか「稼働率が80%となり、これが節目か?」との質問に対しては「ベイエリア活性化の第一歩ですね。何度もいうけど(咲洲庁舎は)1300億かけてつくってるんです、市民の税金を使って。これまでまったく失敗に対してフタをしてね、見ないようにしてきたのがこれまでの大阪府と大阪市の政治行政のスタンスでしたよ。とくに大阪市はオリンピック誘致失敗して、ベイエリアのほうをみると頭が痛くなるというかね、借金のかたまりでどうしようもできないという失敗に対してもうみないようにしてきた」と話した。

 また「我々は違います。なんとかね、その失敗を、いつも言うてるんですけど、負の遺産をプラスの資産にかえていこうと、その一歩ですね」と続けた。

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