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 祖父の三代吉田玉助(たますけ)の名跡を継ぎ、五代吉田玉助を襲名する人形浄瑠璃文楽座の人形遣い、吉田幸助さんが22日午後、大阪市天王寺区のホテルで襲名披露会見を行い、多くの報道陣が詰めかけた。玉助の名跡は1965年に三代目玉助が亡くなって以来、53年ぶりにその名が復活。幸助さんは「玉助という名前が皆さんに知って頂けるように長いこと使って、先人の玉助にも『本当によくやってくれた』といわれるようにがんばっていきたい」と意気込みをみせた。

【動画&写真特集】吉田幸助さん「五代玉助」襲名会見 終了後のひとコマも

[写真]五代玉助襲名会見を行った吉田幸助さん=22日午後、大阪市天王寺区で(撮影:柳曽文隆)

 文楽協会などによると、玉助の名跡は1965年に三代目玉助が亡くなって以来、53年ぶりにその名が復活するという。四代玉助の名跡は、幸助さんの亡父、吉田玉幸に追贈。自身は五代を継ぐという。

 同協会常務理事の三田進一さんは「文楽界にとってまことに喜ばしく意義深いこと」と話す。また「スケールの大きな立役遣いだった祖父や、主役から敵役まで様々な立役を遣った父に続き、新玉助も立役遣いとして基本に忠実に厳しい修行を積み着実に成長。大役を務める機会も増え、存在感をみせている。これからは年齢的にも人形遣いとしてますます飛躍する時」と続けた。

 襲名披露公演は2018年4月に国立文楽劇場(大阪市中央区)、5月に国立劇場(東京都千代田区)で、歴史の激動を描く波乱万丈の物語「本朝廿四孝」の「勘助住家の段」で行う。

[写真]五代玉助襲名への思いを語る吉田幸助さん=22日午後、大阪市天王寺区で(撮影:柳曽文隆)

 幸助さんは会見の冒頭「このたび私は吉田簑助師匠のお許しをいただきまして、父に四代目玉助、わたくしが五代目玉助を継がせていただきます。まだまだ若輩者でございますけど、長い年月で玉助という名前が皆さんによく知って頂けるように、長いこと使って先人の名跡・玉助にも『本当によくやってくれた』といわれるようにがんばっていきたいと思います。本当に応援して頂きたく、よろしくおねがいいたします」と力強くあいさつを行った。

 報道陣から襲名したことや名前についてのイメージなどを聞かれ「玉助という名前はどら猫みたいな名前やなというイメージはあったんですが、本当におじいちゃんはすごかってんで、腹の据わった大きな芸ですごかってんでと言われ、すごい人物なんだろなといまさらながら思っておりまして、ただ玉助という名前を継ぎたいなと思ってました。長いこと使っていきたいなという思いで継がせて頂きました」などと述べた。

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