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 落語家・桂文枝(74)が芸能生活50周年を迎えた。その締めくくりとして、「桂文枝 芸能生活50周年 ファイナルステージ~またここから始まる~」を12月1日にオリックス劇場(大阪市西区)で開催することを8月31日に発表した。会見は吉本興業大阪本社で行われ、文枝は凛々しい幕末の志士風の姿で登場し、坂本龍馬が愛用した剣、銃のレプリカも持参してファイナルの思いを語った。

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12月1日は入門から51年の記念日

[写真]レプリカの坂本龍馬の愛刀とピストル持参で会見する桂文枝=大阪市内で

 会見で文枝は「50周年イヤーということでいろいろやって参りましたが、いよいよまとめの時がやって参りまして、ファイナルステージということで、12月1日、オリックス劇場でやらして頂くこととなりました。ファイナルステージは楽しくやらせて頂こうと思います」と挨拶。

 当日は先代の桂文枝(当時の桂小文枝)に入門した1966年の12月1日から丸51年の記念日。3部構成で1部は落語、2部はトーク、3部はコンサートを開く予定だという。

創作落語の代表作「ゴルフ夜明け前」をリニューアル

 今回の目玉は、1984年に文化庁芸術祭大衆芸能部門で大賞を受賞し、97年に映画化もされた創作落語の代表作「ゴルフ夜明け前」をリニューアルし、2年ぶりに演じること。同作は幕末の志士・坂本龍馬と新選組局長・近藤勇がゴルフで激突する物語。

 文枝は「この落語で創作をやっていこうと決心した」と言い、すでにこれまで275作。今回は初代総理の伊藤博文のキャラが加わり「昔の作品をやるためには、少しリニューアルし、ちょっと変えてやれば、もっともっと自分の中でゴルフ夜明け前に燃えるものができて、頑張れるのかなと思っています。今までとはちょっと違うゴルフ夜明け前になると思います」と意気込みを語る。

 さらに「大きな劇場ですので、映像で見て頂けるような仕掛けができればなあと思っている」とし、映像入りのスペシャルバージョンを披露する予定だという。

「NHKの方に見に来て頂いて何か役をもらえたら」

[写真]ファイナルステージは落語、トーク、コンサートの3部構成

 落語では三遊亭円楽の出演は決まっているが、そのほかのゲストは未定。コンサートについては「(情報は)徐々に出して行きたい。僕のイメージでは親交がある大物の方に来て頂けたらなあと思ってます」とか。

 また、日本刀や銃はネットで買ったそうで、「今日はピストルも持って参りました。これは龍馬が持っていたピストルで、これももちろんレプリカです。ちゃんと飾ってるんですけども、これを見ながら龍馬さんの力を頂いてます」と明かした。

 7月には念願の「富士山登頂」を達成し、「富士山から帰ってきた日もプールで泳いだ。全然疲れてません。体力的には50年やってきた中で今が一番元気です」と身体の調子もいいようだ。「300作に向けてここから始まる。これで終わりたくないので、他にもやりたいことがあるので、こういうタイトルにしてます」とのこと。

 来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主役、西郷隆盛も登場するだけに、「NHKの方にも見に来て頂いて、何か役をもらえたら」などと笑って話し、色気も見せていた。
(文責/フリーライター・北代靖典)

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