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 なにわの名女優・ミヤコ蝶々(1920~2000)の人生がミュージカル化される。大阪・八尾の劇団が大阪弁ミュージカル「蝶々さんの日記」を10月21、22両日にあべのハルカス近鉄本店内にある小劇場「近鉄アート館」で上演、その発表会見がこのほど「ミヤコ蝶々記念館」(大阪府箕面市)で行われた。

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紫綬褒章、勲四等宝冠章など受賞した日本喜劇界の女優

[写真]「蝶々さんの日記」の発表会見。(左から)魅多羅詩じゅん子、笑福亭生喬、日向利一館長、阪上めいこ、笑福亭生寿、えーぱん(山本英二)

 ミヤコ蝶々は、紫綬褒章、勲四等宝冠章などを受賞した日本喜劇界の女優、漫才師。三遊亭柳枝、南都雄二との結婚、離婚。

 「新婚さんいらっしゃい!」などの先駆けとなった視聴者参加番組「夫婦善哉」の司会で人気を博した。長らく喜劇界をリードし、なにわのオカンとしても親しまれ、没後17年になる。

 会見には、劇団「SHOW-COMPANY」(八尾市)の阪上めいこ代表(ミヤコ蝶々役)、日向利一館長、笑福亭生喬、笑福亭生寿、魅多羅詩じゅん子らが出席した。同作は平成29年度文化庁芸術祭参加作品でもある。

劇団代表は「新芸スクール」一期生

 阪上代表は会見で「私、蝶々先生の新芸スクールの一期生でございまして、はるか40年も前のことですが、それで日向さんから冗談のように『あんたやりなさい』って言われて、周りからもやるんでしょうって言われて。声を掛けて頂いたが、あまりにも恐れ多くて私ごときにはできないと何度も断った」と明かし、それでも、やるからには本気で取りかからなければと、「蝶々先生が出された本をすべて読み、日記も読ませてもらった。笑いと涙と感動のあるミュージカルにしたいです」と、意気込みを語った。

 また、生喬は「柳枝師匠の役と日向利一さんの役もさせて頂くんですけど、何が大変かというと、今現在横にいてはる人を演じることほど大変なことはない。『わし、こんなん違う』って言われたらどうしようかしらんと思いながら。それと今回、文化庁芸術祭参加作品ということで、噺家としてまだエントリーしたことがなくて、初めてのエントリーが演劇とは夢にも思いませんでした。精一杯取り組んでまいります」と述べた。