22日に行われた大阪市と吉本興業の「地域の一層の活性化を図ること」を目的とした包括連携協定の締結式。同市内各区を拠点とする「大阪市24区住みます芸人」らが、笑いで大阪を盛り上げようと意気込んだが、その地域活性化プロジェクトのリーダーに就いたのが落語家の桂文枝だ。自身も大阪市24区を舞台とした創作落語に挑戦することを発表し、その第1回が「住之江区」となった。初回が住之江区に決まった理由とは。

【動画と拡大写真付き】大阪市と吉本が「お笑い」包括連携協定 24区住みます芸人も誕生

故・横山やすしさんが愛した「住之江」

[写真]故・横山やすしさんとの思い出を語る桂文枝=22日、大阪市役所で(撮影:柳曽文隆)

 締結式では、文枝がこの創作落語に挑む理由を吉本興業の大崎洋社長が説明した。それによると、文枝の芸能生活50周年を身内3~4人で祝っていた食事の際に「大阪のために頑張りたい」と話したという。そこで、大崎社長は「師匠、それやったら24区の創作落語を作ってくださいよ」と提案し、今回のプロジェクトが実現した。

 文枝は、小学校卒業までは同市大正区に住み、中学校からは同市港区ですごした。しかし、今回、第1回の舞台は「住之江区」に決まった。文枝はその理由を「残念ながら今はおられませんけど、私が仲の良かった、故・横山やすしさんがこよなく愛した住之江区だから」と述べた。そして「興味もないのにしょっちゅう(競艇に)行きました。思い出はたくさんあるので」と続けた。

 これまで、全国各地を落語会で回ってきた文枝。しかし、大阪市内全区となると「まわったような、まわってないようなというところがある。この際、若いみなさんとともに大阪市全区をしっかりと把握したい」と決意を述べた。

 そして万博誘致についても触れ「70年の大阪万博の熱気が今でも忘れられません。あの興奮をもう一度、この若い皆さんと味わうためにも盛り上げていきたい」と続けた。

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