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 うめきたに未来の家がズラリ──。大学生が考える実現可能な一次エネルギー消費量ゼロの家をテーマにしたモデルハウスを展示する「エネマネハウス2017」が大阪市北区のうめきたサザンパークで開かれている。

地球に刻印した男ー「ドラマになる建築家」安藤忠雄 執念のコンクリート

様々なテーマに合わせ学生ら考案の家を展示

[写真]学生考案の「未来の家」が展示されている大阪・うめきた=13日午後、大阪市北区で(撮影:柳曽文隆)

 エネマネハウス事務局によると、この展示会は大学と民間企業等の連携で、先進的な技術、新たな住み方を提案するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)のモデル住宅を実際に建築。関西の各企業も協賛し、住宅の環境・エネルギー性能の測定・実証などを行うプロジェクトだという。

 過去に東京都や神奈川県で行われており、3回目の今回は大阪での開催となった。参加校は京都大学、近畿大学、武庫川女子大学大学院のほか、首都大学東京、早稲田大学・芝浦工業大学(共同チーム)といった関東の大学も参加している。

 学生らは、住宅をデザインし協力企業とも相談した上で、今回の会場である、うめきたサザンパークに住宅を建築。町家を改装し空間構成や装いを共存させながら地域コミュニティを再生させようとするものや、築40年の工業化住宅を現代的な視点で改修したものなど、様々な住宅が展示されている。そして、展示会場では学生が説明を行っており、連日多くの人でにぎわいをみせている。

参加学生「すごい経験、企業担当者の質問にドキドキ」

[写真]住宅での案内も学生が担当していた

 参加校のひとつで近畿大学・建築学部の松岡聡教授は「こうした機会は稀だと思います。学生たちはデザインし、協力頂いている企業と設計、どういった住宅が求められるかというものをリサーチしています。建設から実証、一般公開で案内もさせて頂いています」と話していた。

 実際に案内していた学生は「平日は建築関係の方が多く来られます。自分たちの思いなどは説明できるけど、専門的な質問になるとドキドキしてみんなで説明できるよう頑張ってます。こんな機会はなかなかないので、すごくありがたい機会です」と話す。

 また、別の学生は「実際に朝から晩まですごして、壁や床がどれだけ日光の暖かさを取り込んで気温を維持できるかなどを実証してました。それがすごく楽しくて、将来に生かしていければと思います」と話していた。

建設関係など企業担当者も多く来場

 見学に来ていた住宅会社勤務の男性(40)は「学生たちの発想はユニークでおもしろい。実際には実現できないこともあるかもしれないけど、これがヒントになることもあるかもしれませんね。家族で来てもおもしろいと思います」と話していた。

 この展示会では、審査員やモデル住宅の測定による評価、来場者の投票から最優秀大学を表彰する。期間は17日まで。公開時間は午前10時から午後4時半まで(16日は午後1時半から同4時半。17日は午後2時まで)。

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