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 「輝く光の洋服」を着て最後の花道──。大阪市交通局では、初めてとなる「イルミネーション列車」を大阪市住之江区内の南港ポートタウン線(ニュートラム)で運行している。

大阪・ニュートラム新車両200系 レインボーに勢ぞろい

最後の花道に1週間ほどかけデコレーション

[写真]南港を走るイルミネーション列車=大阪市住之江区で(撮影:伊原薫)

 イルミネーションが施されたのは、ニュートラム車両のうち旧型の「100A系」1編成。4両編成の外縁や窓周りなどに、青色のLEDが取り付けられた。前面には、クリスマスにちなんでトナカイの顔も描かれている。

 今回「変身」を遂げた車両、実は新型車両「200系」の導入に伴い、近く引退が決まっているものだ。すでに営業運転から外れているが交通局の職員は「最後の花道にということで、職員が空き時間などを使い、1週間ほどかけてデコレーションした」と話していた。

 曲面が多い前面へトナカイを描くのは、ラッピングなどの手法だとそれなりの技術や材料が必要になるが、すでに廃車が決まっていることから、ペンキで直接描くことに。よりいっそう可愛らしい車両に仕上がった。

真っ暗な車庫内に車両のイルミネーションの演出も

[写真]車内もイルミネーションでにぎやかだ=大阪市住之江区で(撮影:伊原薫)

 今月8日に行われたお披露目イベントでは、約7倍の抽選をくぐり抜けた親子連れ約90人が、中ふ頭駅に隣接する車両基地に集合。中から選ばれた子供がボタンを押すと、真っ暗な車庫内に車両のイルミネーションが浮かび上がり、参加者から「おおー」「きれい!」という歓声が沸きおこった。

 車庫内では、車両の前で記念撮影する時間も設定。ニュートラムは各駅にホームドアがあり、普段はガラス越しにしか見られないとあって、参加者は夢中で写真を撮影していた。

 また、イルミネーション車両のほか、今年で4年目となる「イルミネーションバス」も並べて展示。普段は絶対に見られない“イルミネーション車両のコラボレーション”に、子供たちは大興奮だった。

 撮影会の後は、イルミネーション車両に乗ってニュートラムの路線を1往復。この日は特別に、車内にもイルミネーションやバルーンによる装飾が施され、まさにクリスマスパーティーの雰囲気となっていた。特別に車内の蛍光灯も消され、七色の電飾のみとなった車両が走る姿は、まるでパレードのように輝いていた。各駅で列車を待っていた一般客もビックリで、あわててスマートフォンで写真を撮る風景が見られた。

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