動画をもっと見る

 大阪市の吉村洋文市長は21日午後、大阪市役所で定例会見を行った。会見では、大阪市北区の中之島公園内で、建築家の安藤忠雄氏から同市に寄付する建物「こども本の森 中之島(仮称)」への寄付金募集開始などについて話した。

【中継録画】大阪・吉村洋文市長が定例会見(2017年12月21日)

みなさんから寄付を受け付けてまかなっていきたい

[写真]定例会見で報道陣の質問に答える大阪市の吉村洋文市長=21日午後、大阪市役所で

 こども本の森 中之島は、大阪出身の建築家、安藤氏が子どもの活字離れの深刻化していることを受け「子どもたちが絵本や児童本など様々な文化に触れることにできる施設を」という思いから、安藤さんが中之島公園設計・建築し大阪市に寄付するという。

 吉村市長は会見で「安藤先生からつくって頂いて、運営金は民間企業のみなさん、個人のみなさんから寄付を受け付けてまかなっていきたい」「(京都大iPS細胞研究所所長の)山中伸弥先生にもご支援頂くことが決まっていて、名誉館長に就任いただく最終調整をしているところ」と述べた。
 

「万一足りない場合の税投入は考えていない」

[図](仮称)こども本の森 中之島のイメージ図(提供:大阪市役所)

 寄付の目標金額については、市の関係者らが「準備費用の5千万と5年分の運用費の2億5千万、トータル3億円を目標」と答えた。

 報道陣からは「3億円は大きな額、集まらなかった時の想定は」という質問が相次いだ。これに対し吉村市長は「現段階で税を投入するというのは考えていません。現段階で賛同していただいてる方も多いので寄付のお願いをしていきたい」「万一足りない場合の税投入は考えていない」「運営費のあてもなく建物を建てていくということは考えてません」と述べていた。

■(仮称)こども本の森 中之島の建物概要(予定)。構造は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て。面積は約500平方メートル、延床面積は約1000平方メートル。開館予定は2019年夏ごろ。