[写真]大阪万博開催の際に会場となる予定の夢洲(写真奥)。手前は舞洲、左側には南港北(咲洲)にある大阪府庁咲洲庁舎もみえる=2017年10月(撮影:柳曽文隆)

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、大阪府が誘致を目指す2025年の国際博覧会(万博)。ここ最近では、街の中でもあちらこちらでロゴマークが掲示され、多くの関連イベントも実施されるなど生活の中でも「万博」の文字を目にすることが多い。2025年の開催国決定は今年11月に迫っている。そこで改めてこの「2025年大阪万博」とはどういったものなのか、また会場予定地が決まった理由などを大阪府万博誘致推進室職員に聞いてみた。

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2025年5月3日から11月3日まで計185日間の開催を予定

[図]2025大阪万博会場のイメージ図(提供:大阪府庁)

 万博は国際博覧会条約に基づき複数の国が参加して開催される国際博覧会。これを行うには開催を希望する国の政府がフランスのパリに本部を置く博覧会国際事務局(BIE)に申請し、承認のもと行われる。

 今回、大阪のほか、フランス、ロシア、アゼルバイジャンも開催に名乗りをあげており、招致合戦が繰り広げられている。

 大阪が万博の開催場所としているのは、大阪市此花区にある人工島「夢洲」だ。将来的には390全体で390ヘクタールとなる予定の夢洲。万博の会場用地は155ヘクタールが確保され、2025年5月3日から11月3日まで計185日間の開催を予定している。

会場候補地は堺や吹田、豊中市などが挙がっていた

[図]万博会場のイメージ図(提供:大阪府庁)

 夢洲は大阪・北港の一画を占め、コンテナターミナルなどがあるが一般的にはなじみが薄い。なぜ、この場所を選んだのだろうか。

 「当初、会場候補地には万博記念公園(吹田市)、服部緑地(豊中市)、花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)、舞洲(大阪市此花区)、大泉緑地(堺市)、りんくう公園(泉佐野市)などがあがっていたんです」と語るのは、大阪府政策企画部 万博誘致推進室参事 誘致推進グループ長の仲谷元伸さん。

 ただ、ここでひとつ問題になったのは、公園を利用する場合は、既存のものを壊すなど工事のため市民が公園を利用できなくなってしまうこと。また、これらの公園は災害発生時の避難場所に指定されていることも多く、利用できない状態では困る。