バレーボールの2017/18プレミアリーグ女子は、久光製薬(サブホームタウン:兵庫県神戸市)が10日のファイナル第1戦、17日の第2戦ともにJT(ホームタウン:大阪府)にストレート勝ちし、2季ぶり6度目の優勝に輝いた。優勝に最も貢献した選手に贈られる最高殊勲選手賞には石井優希が初めて選ばれた。

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「頂き」に立ち、笑顔満開

[写真]最高殊勲選手賞、ベスト6、レシーブ賞を受賞した石井優希

 東京で桜が咲いた日、グランドファイナルの舞台でも久光製薬スプリングスの桜が咲いた。今リーグで、“たった一度の負け”を喫したJTにファイナル、グランドファイナルで圧勝、“リベンジ”を果たし2年ぶりに女王の座を奪い返した。

 MVPに輝いたのは石井優希だ。ベスト6、レシーブ賞も初めて受賞した。

 「うれしいです。優勝は久光にしか似合わないと思って……。みんな優勝したい気持ちが強かった。みんなが拾ってくれたボールを点数につなげられるように頑張りました。積み重ねてきたものがあり(大舞台でも)楽しめるのが強さ。個人賞はこのチームだから、みんなの助けがあってこそ。レシーブ賞はサーブで狙われることが多くて……『今まで頑張ったでしょう(賞)』だと(笑)」

 ファイナル2戦は48.6%、45.2%と高いスパイク決定率でチーム最多得点。新鍋理沙とともにサーブレシーブやディグでもチームを支え、「オールラウンダーとして頑張りたい」という役割をきっちりと果たした。

 「家族みたいなチームメイトとこうやって優勝できて本当にハッピー! 久光製薬スプリングスは本当に強くて素晴らしいチーム。誇りに思います」とアキンラデウォも笑顔。「難しい状況でも点を取るのが自分の役割、責任。このチームが大好きなので、このチームで優勝を勝ち取りたい」と話していたその言葉通り、ファイナルでは83.3%という高い決定率を挙げた。

どこのチームよりも久光には『負けず嫌い』が多い

[写真]優勝後の記者会見でも笑顔(左からアキンラデウォ、古藤千鶴、新鍋理沙、石井優希)

 ファイナルは先発セッターだったが、途中から出ることもあり外からもチームを支えてきた古藤千鶴はインタビューで声をつまらせた。

 「サポートメンバーにも感謝しています。みんなで勝ち取った勝利なのでメダルを全員にかけてあげたい。夏場から若手が中心になって頑張って酒井(新悟)監督になられて初めての土台作りをしてきた。国体優勝など結果を残しても試合に出られないというフラストレーションの中でもチームを支えてくれた。みんなに『おめでとう』と言いたいです」

 そうチームメイトを労った。

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