「ミユ、お帰りー!」と多くのファンから声援

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 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会が4月30日、大阪市港区の丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開幕した。Vリーグチャンピオンの久光製薬(サブホームタウン:神戸市)は初戦で春高バレー覇者の金蘭会高校(大阪)をストレートで下し、白星スタートを切った。この試合で、昨年3月4日に左膝前十字靭帯を断裂し戦列を離れていた日本代表の長岡望悠が約1年2カ月ぶりに試合復帰。「ミユ、お帰りー!」と多くのファンが温かい声援を送った。

バレー久光製薬、思いひとつに 負傷の「長岡のためにも」

「試合に出られるということがすごく幸せ」

[写真]会見で報道陣の質問に答える長岡望悠

 1年ぶりにユニフォーム姿を見せ、ワンポイントでコートに立ち観客を喜ばせた3月24日の「2017/18Vリーグオールスターゲーム」から程なく、長岡望悠が実戦のコートに帰ってきた。

 ファンそして長岡自身も待ちのぞんでいた本格復帰。オポジットのポジションでスタメン出場し、前から、そしてときにバックアタックも決めた。スパイクだけではない。サーブ、ブロック、ディグ……すべてを、左膝を手術したことを忘れるくらい生き生きとこなした。

 「試合に出られるということがすごく幸せで、かみしめていました。久しぶりの試合でワクワクしたものはすごくありました。1本目が決まって(この感覚)久しぶりだなと。ファンからの『お帰りなさい』はうれしかったです」と長岡。思わず笑みがこぼれた。

リーグ中もチームに帯同「俯瞰でみられるように」

 長岡にとって、黒鷲旗は「チャレンジし続ける」大会だという。そして、目指すのは「新しい長岡望悠」だ。

 酒井新悟監督は言う。「けがをする前のパフォーマンスに戻すというイメージではなくて、“新しい長岡”、けがをする前以上の長岡にしようと話している。以前よりパワーアップしているし、試合をする中でだんだんとその理想形に近づけていきたいと思います」

 長岡自身も「前の自分に戻そうという気持ちでやるのではなく、体も心も新しく、新しい自分を作っていきたい」と前向きだ。

 手術、長いリハビリ、先のV・プレミアリーグでも開幕戦からチームに帯同し、外からゲーム展開やチームメイトのプレーを見守った。

 その経験で、「俯瞰(ふかん)でみること」ができるようになり、世界を広げて見られるようになったという。「周りやチームメイトを感じやすくなりました」