[写真]近鉄・吉野駅。フリーゲージトレインが実現すれば京都駅から吉野駅まで直通運転が可能となる=2018年4月、奈良県吉野町で

 近畿日本鉄道(近鉄)は15日、車輪の左右間隔を軌間(線路の幅)に合わせ自動的に変換することができる「フリーゲージトレイン」(軌間可変電車、FGT)の実用化に向け開発を検討すると発表した。

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[写真]橿原神宮前駅で撮影した線路、狭軌(左)と標準軌(提供:近畿日本鉄道)

 近鉄によると、近鉄京都線や橿原線では、軌間が標準軌の1435ミリ、吉野線は狭軌の1067ミリとなっている。そのため、現在のところ京都駅(京都府京都市)~吉野駅(奈良県吉野町)間は、橿原神宮前駅(奈良県橿原市)で別の列車への乗り換えが必要で時間を要する。

 しかし、FGTが実現すると、京都駅から京都・橿原両線を経由して、橿原神宮前駅から線路の幅の異なる吉野線で吉野駅まで直通運転することが可能となり、乗り換えの手間と時間が短縮される。

 近鉄は「首都圏とつながる新幹線と大阪、京都、奈良、名古屋、伊勢志摩、吉野などの各観光拠点が直通運転でつながることで、インバウンドのお客様の快適かつ便利な鉄道の旅をお楽しみいただくことができるようになります」としている。

 

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