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 大阪松竹座(大阪市中央区)の七月公演「松本幸四郎改め 二代目松本白鸚・市川染五郎改め 十代目松本幸四郎 襲名披露 七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会 第二十七回」が7月3日に初日を迎える。それを前に、出演する俳優たちが顔見せする「船乗り込み」が29日午後、大阪市中央区の道頓堀川で行われ、ファンから「高麗屋!」という声援がたくさん飛んでいた。

「七月大歌舞伎」出演俳優ら松竹座前に勢ぞろい松竹座前で挨拶

道頓堀までの川沿いにもファン多く横断幕も

[写真]船乗り込みを行う松本白鸚(右)と松本幸四郎。多くのファンが見守っていた=29日午後1時50分ごろ、大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 松本白鸚、幸四郎らが乗った船は、大阪市中央区の堺筋本町駅近くを同日午後1時に出発。道頓堀に到着するまで、様々な橋の上でファンが待ち構え、祝福の言葉をたくさん贈っていた。中には「待ってました高麗屋」「おめでとうございます」といった横断幕を広げて待っている人もおり、人気のほどがうかがえた。

 また、花束を持つ人のところへは、白鸚、幸四郎の船が岸へ近づき、受け取る光景も。2人はファン一人ひとりに手をふり、そのたびに「もうどうしよう、最高」「がんばってくださーい、うれしー」という声も聞こえてきた。

松本白鸚「苦しみや悲しみを希望や勇気にに変える一心で」

[写真]勇ましいポーズをとる松本幸四郎(左)と笑顔の松本白鸚=29日午後1時50分ごろ、大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 この船乗り込みを終え松本白鸚は「私ども俳優というのは苦しみや悲しみをそのままにしないで、悲しみをなんとか希望に変えちゃう、苦しみを勇気に変えてしまうということを生業としている仕事をしています。勇気や希望に変えることは難しい。ましてや感動を与えることは難しいと思います。今後、襲名させていただいて、そんなことを思いながら、お客様のお一人でも、苦しみや悲しみを希望や勇気にに変える一心で努めてまいります」と力強くあいさつした。

松本幸四郎「育てていただいた場所で」

[写真]多くの人が集まった道頓堀の戎橋=29日午後1時50分ごろ、大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 松本幸四郎は「7月の大阪松竹座は昨年に引き続きまして出演させていただき、育てていただいた場所でもあります。その地で第一歩目の歌舞伎公演としてスタートさせていただくのは本当にありがたいです」とあいさつした。