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 落語家の月亭八方(70)は6日午前、大阪市内の吉本興業で「芸能生活50周年記念公演」を大阪をはじめ東京や名古屋で行うことを会見で発表した。自身の長男で弟子の月亭八光(41)と弟子の月亭方正(50)も同席する中50年を振り返り「今年3月に師匠(月亭可朝さん)が亡くなりまして、そういうことを含めて私自身の総括に入ろうかなと。あの世で待っている師匠の所へ再度入門しにいくのをうかがう。その節目にしたい」と話していた。

【別の動画】今年3月に亡くなった師匠である月亭可朝さんへの思いを語る月亭八方

愛知、徳島、東京などで公演後、タイ公演も予定

[写真]月亭八方芸能生活50周年記念に向け意気込みを語る(左から)月亭方正、月亭八方、月亭八光=6日午前、大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 八方は2011年から、なんばグランド花月(NGK)で「月亭八方落語笑誘会」を定期的に開催しているが、今回は50周年を記念して愛知県名古屋市や徳島県鳴門市、東京都中央区、兵庫県佐用町で公演を行った後、10月にNGKで多数のスペシャルゲストを迎えて盛大な落語誘笑会を行うという。そして、12月には八光らとタイ・バンコクでの公演も予定していることを明かした。

サラリーマンで50年勤続となると、社長になるしかない

[写真]芸能生活50周年記念公演への意気込みを語った月亭八方(左)と月亭八光=6日午前、大阪市中央区で(撮影:柳曽文隆)

 八方は50年を振り返り「50年あっという間やなと思いますけど、本当にこういう世界があって改めてよかったなと思います」と話した。その理由は、サラリーマンをしていたら、50年勤続しようと思えば「社長になるしかない」と思うからだという。

 「この世界では師匠という『一種のあだ名』みたいなことで呼ばれ、そういう50年もありかなと。私にとっては、多少振り返ってもいいかなと感じております。桂文枝さんやみなさんが次々と50周年記念公演をなさってまして、50年の仲間入りをすると思うと、すごかったんかなと思います」と続けた。

 

1968年に弟子入り

 1968年、可朝さんに弟子入り。「(師匠から)芸は酒飲んで博打して、色気を求め、それが舞台の華になるんやと言われ『そうしないといけない』と思ってやってきて、10年目くらいに、(多額の借金を抱えるなど)どん底に落ちて。なんて教えをされたんやと思いました」と入門時のことを振り返る八方。

 しかし、可朝さんが亡くなって約5か月。「よく振り返ってみるとそういうことがあったからこそ、逆に言うと少々の波がたっても、乗り切れていけたのは、師匠の教えやなあと思います」と師匠への思いを話していた。