今月15、16両日に行われる大阪・泉州の秋を彩る「岸和田だんじり祭」で、やり回しを見せる場と知られる「カンカン場」付近に設置される有料観覧席が今年は設置されないことが分かった。観覧席を運営する同市の大阪文庫が12日、同社公式サイトで発表した。

【拡大写真と動画】岸和田だんじり祭 カンカン場でラスト渾身のやり回し

安全確保に必要な資材が確保できず

[写真]岸和田だんじり祭のやりまわし。後方の有料観覧席は間近で見られるため毎年盛り上がりをみせている

 同社の発表によると、4日に近畿地方を直撃した台風21号の影響により「有料観覧席の安全確保に必要な資材が確保できないため今年度の観覧席の運営は中止せざるを得ない状況となりました」としている。

 この有料観覧席は、岸和田だんじり祭に参加するすべての町のだんじりが集まり、やり回しを見せる場と知られる「カンカン場」に設置されることから、毎年多くの人でにぎわいをみせている。

 岸和田市の公式サイトでも「今年度は事業者の都合により中止が発表されました。本市へ多数のお問い合わせをいただいているため、掲載しお知らせします」と、大阪文庫へ問い合わせるよう周知している。

当日は観覧席設置予定地で立ち見観覧が可能

[画像]岸和田市役所の公式サイトでも問い合わせが多いことから周知している

 大阪文庫は「有料観覧席のチケットを提示いただければ、当日それぞれの時間帯で生協スタンド観覧席設置予定の場所で立ち見でご覧いただけます、順番は入場順となります。チケットは返金時に必要となりますので、お持ち帰りになって大切に保管していただけますようご注意ください」と呼びかけている。

 また、返金方法については「興行中止保険に基づいた返金に関わる事項につきましては後日報告させていただきます」としている。