~
地球は46億年前に誕生したといわれます。そして生命は約40億年前、ホモ・サピエンスが初めて現れたのは、20万年前。地球の歴史を1年に置き換えた場合、人類は12月31日午後11時半過ぎに出現したと例えられるほど、人間の歩みは実は、短いものです。地球はどのように環境を変え、生き物はどのように進化してきたのか―。古生物学者の池尻武仁博士が、世界の最新化石研究について報告します。
- マッコウクジラは例外?哺乳類、海での大型化進化に限界があった―最新研究 テクノロジー 地上にはゾウやキリンなど、人類と比べてはるかに大型の動物がいます。しかし、海に目を向けるとマッコウクジラのように人類の日常では考えられないような巨大サイズにまで進化した哺乳類が泳いでいます。 なぜ、...
- 落ちた糞なぜ食べる?イエイヌ謎の食習性は先祖オオカミの名残、新論文報告 テクノロジー 人類の良き友人イエイヌですが、中には飼い主を悩ませる習性をもつものもいるようです。例えば、路上などに落ちたほかのイヌの糞を食べてしまうという行為。この理解しがたい食習性の謎について、イエイヌ進化研究...
- 最古の鳥「始祖鳥」は本当に飛べた? 最新の骨格分析が導いた飛行の可能性 テクノロジー およそ1億5000万年前のジュラ紀後期に生息した始祖鳥(アーケオプテリクス)は進化史上、最も有名な生物のひとつです。しかし現在見つかっている標本数はわずかで、その生態は謎が多く、現生の鳥とは異なるそ...
- お腹に胎児、長~い首。恐竜の奇妙な祖先?三畳紀ディノケファロサウルスの謎 テクノロジー 新化石の発見が、現生の生物からは想像できない複雑な進化のプロセスの可能性を示唆することがあります。中国雲南省の約2億4000万年前の地層から、腹部に胎児を抱えた初期主竜類ディノケファロサウルスの骨格...
- ホモ・サピエンス起源の謎―母なる大地アフリカをいつ、なぜ出て行ったのか? テクノロジー 1月、学術雑誌「Science」にアフリカ以外の地では、最も古いおよそ19万年前とみられるホモ・サピエンスの化石がイスラエルで見つかったと発表されました。この発見は、わたしたちホモ・サピエンスの種が...
- 人類進化史変わる?アフリカ以外最古約19万年前ホモ・サピエンス化石新発見 テクノロジー わたしたちホモ・サピエンスの種が初めて出現した地はアフリカといわれています。先日学術雑誌「Science」にアフリカ以外の地では、最も古いおよそ19万年前とみられるホモ・サピエンスの化石がイスラエル...
- 2億年前、蝶は地上を舞っていた?独で世界最古の化石発見、その新証拠とは? テクノロジー 地球が誕生したのは46億年前、わたしたちホモ・サピエンスの種が初めて現れたのは、およそ20万年前といわれています。先日学術雑誌に、今まで見つかった中で最も古いおよそ2億年前のチョウ目の化石記録につい...
- ネアンデルタール人はイヌの価値気づかず絶滅?イヌ家畜化はいつ始まったか テクノロジー 新しい年、戌(いぬ)年を迎えました。私たちに最も身近な動物イエイヌですが、進化史上いつごろ登場し、人間にペット化されたのかは、実はまだよくわかっていません。研究者はさまざまなアプローチで調査していま...
- 進化史の常識覆す?中国新疆で発見、複雑な年輪構造持つ3.7億年前の樹木化石 テクノロジー 3.8億年前に地球上に現れたとみられる樹木。ほぼその時期に近い中国のデボン紀後期の地層から、当時の細胞や組織を見ることができる貴重な新属新種の樹木の化石が見つかったことが、科学雑誌で発表されました。...
- 森林出現が環境を破壊?デボン紀生物大絶滅―「最古の木」の化石探求(下) テクノロジー 地球上にデボン紀に出現したとみられる最古の樹木。そして、化石記録からは、約3億8500万年前には森林ができ、約3億5900万年前の“あっという間”に、各大陸へ拡散していったとみられるようです。 どう...