2月22日の「猫の日」を前に、官民で協力体制を築いて動物愛護の気持ちを広めようと、「ちよだ猫まつり2016」が20日、21日の2日間、東京・千代田区役所で開かれた。

【写真】「猫つきマンション」って何? “殺処分”猫たちの救世主になれるか

保護された猫の里親探しコーナーも

[写真]『ジバニャン』との記念撮影会は、整理券が配られるほどの大人気

 同まつりは社団法人ちよだニャンとなる会の主催で、千代田区が共催している。

 4年連続で猫の殺処分ゼロを実現している同区は、2000(平成12)年から飼い主のいない猫の去勢・不妊手術の費用助成事業を行っている。それらの事業は、犬や猫といったペットの殺処分を減らそうという取り組みの一環。今年度も殺処分ゼロを継続中で、3月末には5年連続を達成する見込みだ。そうした動物愛護政策は、行政の力だけでは達成できず、地元NPOや区民たちの協力が欠かせない。

[写真]猫に関するクイズコーナーでは、熱心に聞く参加者の姿が目立った

 会場では、猫の健康を考えるトークショーや猫クイズなどが行われたほか、猫を飼うために便利な道具、かわいいアクセサリーなども販売された。ステージでは、アニメ「妖怪ウォッチ」で人気を博しているキャラクター『ジバニャン』が登場。記念写真撮影会が実施されて、親子連れでにぎわった。

[写真]飼い主がいなくなり保護された猫の里親を探す譲渡会場

 同まつりは人と猫が共生できる社会を目指し、殺処分ゼロを趣旨にしている。そのため、会場内に猫と触れ合えるようなコーナーは設けられなかった。それでも多くの愛猫家が集まり、物販ブースやステージは来場者の熱気に包まれた。保護された猫の飼い主を探す譲渡コーナーの前には長蛇の列ができた。

 同まつりの売上金の一部は、千代田区が取り組む去勢・不妊費用助成に充てられる。

(小川裕夫=フリーランスライター)