[写真]本部長を務める中西充副知事

 東京都は3日午後、築地市場の豊洲移転問題などを検討する「市場のあり方戦略本部」の第1回会合を開いた。終了後、本部長を務める中西充副知事は、この日は具体的な議論は行われなかったとし、結論を出す時期について「市場問題プロジェクトチームと専門家会議のスケジュールが今後どうなるかにもよるので、現時点で確たることは言えない」と明言しなかった。

結論の時期は明言せず

[写真]冒頭、あいさつする小池百合子知事

 同会議の冒頭、小池百合子知事があいさつに立ち、豊洲市場移転について「石原(慎太郎)都知事時代、議会において、無害化された状態での(豊洲市場)開場を可能にする、という付帯決議がなされた後、専門家会議や技術会議の議論を踏まえ、法律(の規定)を超える高いレベルの対策を講じるのが都民との約束となった」と強調。「さまざまな検証の成果を集約し、残された課題を点検して、総合的な判断に使わせてもらうための戦略本部」だと設立趣旨を説明した。

 会合は冒頭のみ報道陣に公開され、あとは非公開だった。中西副知事は「政策決定過程の議論なので、ひとまず会議そのものは非公開として、一定の結論が出た段階でその間の議事の内容を公開したい」と説明。この日は、同本部のメンバーが知事の訓示を聞くのが基本的な趣旨だったとした。

 今後、同会議では市場関係者ほか、消費者、生産者、物流業界関係者らに市場のあり方についてのヒアリングを行う。中西副知事は、人選や日程調整が必要である点をふまえ、早くとも再来週以降の開始になるとの見通しを示した。

(取材・文:具志堅浩二)