[写真]シャープなレーザーの演出(写真はいずれも昨年、(株)石井幹子デザイン事務所提供)

 東京・上野公園の噴水広場を中心に壮麗な光のイベントを繰り広げる「創エネ・あかりパーク2017」が11月1日から開かれています。国内外で活躍する照明デザイナー、石井幹子(いしい・もとこ)さんが総合プロデューサーとして周辺の美術館なども含め多数のライトアップを予定。「創エネ・省エネ」の技術や光の技術を組み合わせながら、深まる秋の光のインスタレーションを楽しませます。5日まで。

震災で東京から光が消えたことがきっかけ

[写真]壁面に映像が浮かぶ東京国立博物館(同)

 イベントは今年で5回目。「光と遊ぶ! 明りを楽しむ!」のキャッチフレーズで噴水広場を中心に噴水のカラーライトアップ、長野灯明まつりや美濃和紙あかりアート展の優れた作品などを展示。周辺の東京国立博物館、国立科学博物館などのライトアップも予定します。世界文化遺産登録の国立西洋美術館も昼間とは異なる幻想的な姿を現します。

 子どもから大人まで楽しめるレーザーの空間演出、子どもたちが省エネを学ぶキッズテント、創エネ・省エネを楽しめる展示テント、デンマークなど海外の創エネを展示する国際テントなど多彩な仕掛けも用意。東北の被災地の物産の展示、即売も予定します。

 このほか大道芸人のパフォーマンス、フラメンコのステージ、太鼓演奏など家族連れで楽しめるイベントも多彩に用意し、にぎわいが期待されています。昨年は17万2000人の来場者があり、上野公園の秋のイベントとして定着しています。

 主催の「創エネ・あかりパーク2017」実行委員会は、「このイベントでエネルギーに対する知識を深めて、より関心を持ってもらいたい」としています。

 石井幹子さんは今回のイベントに向けて「東日本大震災の後、一時東京から光が消えて寂しくなったことを経験し、何とかエネルギーを大切にしながら明りの楽しさや光の美しさを多くの人に経験してほしいと願って始めたのが、このイベントでした」と、メッセージを寄せています。

 期間中の11月1日~4日は午後1時から8時まで、11月5日は午後1時から6時まで。入場は無料。噴水広場はJR上野駅から徒歩3分。主催の実行委員会のほか経産省、環境省、国交省が共催しています。


■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

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