タクシー初乗り運賃変更1年、輸送回数が前年上回る

 昨年1月に初乗り距離と運賃を変更した東京23区などのタクシー会社344社の輸送回数と運送収入の合計が、いずれも前年を上回ったことが東京ハイヤー・タクシー協会のまとめでわかった。同協会は「『ちょい乗り』利用が前年よりも増えた」と分析している。

都内23区と三鷹市、武蔵野市のタクシー会社344社の運送収入と輸送回数(青線が2016年、赤線が2017年、東京ハイヤー・タクシー協会まとめ)

 同協会によると、2017年の輸送回数は、前年比4.7%増の約2億756万5000回、運送収入は同2.3%増の約3716億300万円だった。輸送1回あたりの平均運送収入は、2016年の1844円に対し、2017年は1790円と2.9%減少した。

 太田祥平同協会広報委員長(三和交通社長)は、「バスや徒歩で移動していた人たちが、買い物など短距離の移動でタクシーを利用するようになっており、運賃変更の効果があった」と話している。

 同協会に加盟している都内23区、三鷹市、武蔵野市のタクシー会社344社が昨年1月30日に、初乗り距離と運賃を変更。初乗り距離を2.0キロから1.052キロに短縮したのと同時に、運賃を730円から410円に変更していた。

(取材・文:具志堅浩二)