東京・下町の「ものづくり」の魅力とエネルギーを発信するイベント「モノマチ」は今回で10回目を迎え5月25日から3日間、御徒町など台東区内で多くの職人、デザイナー、メーカーなどが参加して開かれます。今回は「モノづくりのすべてのチカラに触れて欲しい。」をスローガンに過去最多規模の175店舗が参加、ものづくりの技と楽しさを伝えます。

人気の職人ツアーやクリエイターズマーケット

[写真]ものづくりを見学する職人ツアー。昨年の模様(写真提供:台東モノマチ協会 Photo by Taro Hosokawa)

 モノマチは地元有志による「台東モノづくりのマチづくり協会」の主催。今年も台東区南部エリアの御徒町、蔵前、浅草橋にわたる2キロ四方の地域を会場に、地元などの工房、店舗、メーカー、問屋などが参加します。

 公式イベントとして、例年人気の「職人ツアー」や「子どモノマチ」、「クリエイターズマーケット」、おかず横丁の「フードコート in おかず横丁」、「白鴎高校和太鼓パフォーマンス」などを開催。新企画として「このモノがこのマチでできるまでツアー」、「歴史散策ツアー」も予定します。

[写真]人気を集めた銭湯ツアー(弁天湯)。昨年の模様(写真提供:台東モノマチ協会 Photo by Taro Hosokawa)

 歴史散策ツアーは5月26日に参加店舗数店で開き、台東区がなぜものづくりの町と呼ばれるようになったのか、など歴史をたどり、歴史の証人たちの話も聴きます。

 期間中、旧小学校の校舎をクリエイターたちのアトリエとして貸している支援施設「台東デザイナーズビレッジ」の施設も公開。デザイナーやものづくり職人たちの作品紹介や販売が今年も人気を集めそうです。

 デザイナーズビレッジはこれまでに自己ブランドで制作する帽子デザイナーや手作りの靴を手掛ける若手職人、テキスタイルデザイナーなどが出展し作品の販売もありました。

[写真]にぎわう佐竹商店街(台東区)の「子どモノマチ」イベント。昨年の模様(写真提供:台東モノマチ協会 Photo by Taro Hosokawa)

 会場周辺は製造業や卸の集まる地域として歴史があり、店舗や工場を巡りながらものづくりの実際に触れられるのが魅力。特に職人ツアーは職人の工房を見学できたり、話も聞ける貴重な体験になるため希望者が多く事前予約が必要で、定員を超えた場合は抽選です。

 昨年までの関連イベントは下町銭湯体験や、ラッピング、ヘアクリップ作り、レザーの時計作り、オリジナルバッグ製作などのワークショップがにぎわいました。

 多数の店舗が集まる御徒町のJR高架下の「2k540」会場も、若者や女性たちの買い物スポットとして定着しています。

 事務局によると、モノマチの会場となる台東区南部の徒蔵(かちくら)地域は、御徒町、東上野、元浅草、台東、上野の一部、三筋、小島、鳥越、寿、駒形、蔵前、柳橋、浅草橋の13地域で構成されています。


■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

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